GAMMARAY JAPAN TOUR 1997 in TOKYO (1997年11月4日、東京・五反田ゆうぽうと簡易保険ホール) わざわざ東京まで GAMMARAY を見に行ってきました!! それほど今回の GAMMARAY のアルバムは名作だと思うし,その価値は十二分にあると思うのです! そして,それに見合うほどの素晴らしいライヴを彼らは東京で披露してくれたのでした!!! SET LIST
--- GAMMA RAY 東京公演 1997 一部始終 --- ライヴの開始は The Landing に合わせて3人の Fangfaces が現れ,怪しげな踊りを披露するところから始まった.あまりにおかしくて思わず笑い出してしまうオーディエンスも居たほどだ.そしてその終了とともにメンバーが登場,まずはアルバム通り Dirk の鬼のようなチョッパーベースに続いて Beyond the Black Hole が始まる.Kai を中央に Dirk が向かって右,Henjo は左だ.Dan は中央後ろに Fangface の大きな模型のついたドラムキットの向こうで「いつもの」帽子を被っている.この日は Kai のヴォーカルもなかなか良く,安心して見て聞いて頭を振っていられた!メンバーも最終日と言う事でかなり飛ばしている."Don't wait for me!!" 無数の拳とともにオーディエンスの大きな合唱が始まる... 曲が終わると多少の間隔を空いて Men, Martians and Machines へ続く.コーラス部分では当然のごとく大合唱! これも終わって,「Land of the Free アルバムは好きかーっ!?」と問い掛けて「次は Land of the Free だ!」,と前作タイトルトラックでありライヴ1曲目にやっていた Land of the Free をプレイした.流石に何度もプレイしてきた曲からか,とても安定した演奏を聞かせてくれた."All right, これを覚えてるか?」と Rebellion in Dreamland のアコースティックなソロを弾き始める Kai."Voices are calling, from somewhere beyond..." の渋い歌いだしに合わせて手拍子をするオーディエンス達.この曲も同じく,長く複雑な展開の曲ながら安定したプレイを見せてくれた. 「次は brand-new single になった曲で...」と短い MC のあと,Valley of the Kings へ.大阪と違ったのは,アルバム通り曲の最初の Henjo のキーボードを再現したことだ."The next song, the fast song.. we are, Man on the Mission!"「いつもの」表現をして前作からスピードチューンへ.しかもかなりスピードアップしている! スピードを上げていたのは Kai のヴォーカルで,早目早目に歌ってぐいぐい引っ張る!2ndコーラスの後のオペラティックなところでは Kai がかなりのスピードでオーディエンスに手拍子を要求,それに合わせて結構なスピードでオペラティックパートを演奏したのが印象的だった. "Would you sing with me?" と,いつもの「いえ〜お」「いぇいいぇいいぇお」というやり取りが始まる.「次は古い曲で...One with the World!」と懐かしい曲をやってくれた! Daniel ドラムバージョンはなかなか手数が多くて激しかった.Kai のこの曲のヴォーカルもすっかり板に付いている.そしてそのまま,前のツアーでも見せた展開で Heaven Can Wait へ繋がる.この繋がり方は実に自然で好きだ.この曲に関してはそうスピードアップもしておらず(っていうかこの曲難しい),ソロも丁寧に弾いているという印象だ.Kai "Heaven!", Audience "Can Waaaait!" というやり取りもバッチリだ! そして短い MC のあとに Pray がスタート.Kai も丁寧に歌い上げる.鼓笛隊のような Dan のドラム,Henjo のキーボードに合わせて,裏声 Kai も見事にハマっている.しかしキーボードの音が少し小さめでドラムが迫力あるために,アルバムのような荘厳な感じはせず,どっちかといえばパワーバラードと言った仕上がりになっていた.泣きのギターソロパートはアルバム以上に世界に入っていたが... ここまで速い曲が続いていたのでちょうど良い場所に Pray を入れてくれたと思う.この曲は Dirk 作だが,Dirk の今回の2曲はどちらも大作で,良い曲だと改めて実感した. 曲が終わって暖かい拍手を受けたバンドは "Get up everybody and headbang!" とばかりに一気にヘヴィでスピーディなタイトルトラック Somewhere out in Space が始まる.この曲は Dan の強烈なドラミングがポイントなのだが,期待を裏切らない鬼ドラムで Dan はバンドを引っ張っている.2ndコーラスの後は Henjo の短い「まるで Ritchie Blackmore な」ギターソロを挟んでオーディエンスに歌わせるパートだ.Kai が "All that I know is the fear..." と歌えば,オーディエンスは "Somewhere Out in Space!!" と綺麗に揃える.このセットを,叙情的な Henjo 泣きのギターに合わせて10セットほどやる.この時の Kai は正にカリスマだ!!と思えるほどのオーラを放っている...そしていつしか "All that I know.." のメロディにあわせて「おーおおおーおお,おおー!」と歌うようになる.Kai は恍惚の笑顔を浮かべている.Henjo は相変わらず Ritchie 的なギターを自分の世界に浸って演奏している...素晴らしい感動が会場を包み込む...最初は小さく,そして徐々に大きくするようジェスチャーする Kai,そして,最後に Kai が DIO ばりで1フレーズを歌いあげ,バンドはまた曲へ戻った. 曲の終わりとともにステージは暗転,バンドは去る.そして会場中には前作より Rising of the Damned のテープが流れ,再び Fangface が登場...オーディエンスを煽る.Fangface は Dan Zimmermann!と紹介し,そのまま Dan ドラムソロタイムが始まる.実に力強く派手なドラミングだ.ドラムキットに備え付けてある Fangface 模型の目が赤く点滅している.時にはオーディエンスに手拍子を求め,時には "hey!" と言わせ,5分ほどのソロだった.「アリガトー!!」Dan はソロが終わってから日本語で挨拶し大きな拍手で迎えられた. バンドは再び戻ってくる.Dirk が「Dan Zimmermann でした!」と紹介した後,Kaiは「次は10年以上前の古い曲で...」といい始めると一部のオーディエンスは「あの曲」と分かって狂喜乱舞する!そう,大阪ではやらなかった定番曲 Ride the Sky だ!! やはり Kai "Ride the!" オーディエンス "SKY!!" というやり取りを3回ほどやってから曲が始まる.HELLOWEEN の曲とは思えないほど今の GAMMARAY にぴったりの曲だ.それにやはりこの曲は Kai が歌わないと駄目だろう! 鬼のように速く正確なソロの後の Henjo の歌メロを弾きながら Kai が同じメロディで歌うパートは,何だか Henjo のギターが変?でちょっと不満...やっぱりあのパートは Weikie がやらねばならぬのか...などと思いつつも完全燃焼してしまった. そのまま間髪入れず美しいピアノのメロディが辺りを包み込み,Kai の短い曲紹介で Rising Star が始まる.イントロのピアノ部分はテープだったが,Shine On のイントロのギターとピアノが重なる部分では Henjo がキーボードで弾いていた.この曲はアルバムでは個人的に一番好きな曲だ(一番凄い曲は The Winged Horse なのだが).圧巻はやはり中盤のバラードパートであり,ライヴでもほぼ完全に再現されていた.感動のうちにステージは終了,バンドは去って行く...しかしオーディエンスは拍手の嵐. 2分ほどしてメンバーは戻ってくる.最初はまずお馴染みグリーグ作曲 Hall of the Mountain King のバンドバージョンを披露し,Dirk が Henjo を紹介して Henjo ギターソロタイムへ突入.それほど Ritchie 的なプレイではなく速弾きタイプだったが,プレイする姿は御大を意識してか目を閉じてクネクネしていた.そのまま例のリフから Future World へ.2ndコーラスの後はやはり「掛け合い」だ.「タノシンデルー?」ミネラルウォーターを撒きながら Kai が珍しく日本語をしゃべる.Kai "One, Two, Three, Four!" オーディエンス "We all live in future world!!!" やはりこれだ!!今回は,あまりこの掛け合いはやらずにそのまままた「いえーお」とか言う方にスイッチ.バックで Henjo はミュートの効いたリフやらメロディアスなギターやらを披露している.そして,大阪でもやった "Heeeavy Metal!" のやり取りへ.その後は Kai と Henjo のギター引きまくり大会で,多分何かの曲の一部をやっていたのだろうが,どれもこれも知らない曲ばかりだった...そして Kai が変なフレーズを弾くと Henjo も変なフレーズを弾く..というような遊びをやったり,Kai が歌ったフレーズをそのまま Henjo も同じようにギターで再現するようなことをやっていた.Henjo は Smoke on the Water のリフを弾いて Kai が歌うという部分もあった! そして Kai が「最後に一回大きなのをやる!」と言っているのに Henjo はまだ Lazy を弾いていたりもしていた...そのまま最後の一回の掛け合いがあって,長い長〜い Future World は終了した. このままアンコールも終わるものだと思っていたが,まだまだ続く."This song is Tribute to the... PAST!" と,やらないと思っていた3rdより佳曲を披露.Kai もまだまだ元気で,ほとんどフェイクも無かった.2nd コーラスの後のソロを Henjo がキーボードで弾く,というようなお遊びも見られた(が,変にふわふわしていてヘンテコだった...)."You are so cool!" と Kai がオーディエンスを誉めておいて,さぁ最後の曲!!!というところで Henjo が突然変な曲?をキーボードで弾き始めた.恐らくドイツ民謡だと思うんだけど,それに合わせて Kai と Dirk が歌い始め,結局ワンコーラス歌ってしまった...そして気を取り直して,Henjo 作の The Guardians of Mankind へ.Henjo の超絶速弾きギターソロは結構アレンジされていてなかなかなものだった.最後はお得意の「ドラムキットから Kai と Dirk が揃って飛び降り」,Henjo は Ritchie みたくアンプやらスピーカやらにギターをこすりつけて音をかきならしている."Thank you, God bless you!" メンバーは去って行く.しかし私たちはやはり手拍子と掛け声を止めない... と思ったらまた戻ってきた! もう終わりかとほとんどの人が思ったに違いないが...そして最後に披露されたのは,予想通り GAMMARAY の看板曲であり一番の大作でもある Heading for Tomorrow だ!! "You want some more?!?!"「いえーーー!!」 "You get it!!" とばかりに例のフレーズを弾き始める Kai.そして一通り弾き終わってからメンバー全員がステージに戻って来て最後の大曲を始める.ライヴの最後にこの20分以上の曲をプレイするのは最高という意見と退屈で詰まらないという意見とがあるが,私は前者の方でこれをやらないと GAMMARAY のライヴは終わらない...とさえ思っている.途中に Kai のギターソロの時間があったが,そこでなんと彼は懐かしい Halloween のギターソロを披露した! 余り知らない人が多いのか(10年前の曲だしね)今一つ盛り上がりに欠けたが Helloween も良く知るファンにとっては嬉しい1シーンだった... そして...今回のライヴでの唯一の不満点なのだが...長かった Heading for Tomorrow も遂に終わり,という時に最後のコーラスで Kai が間違ってまたソロに続く方のメロディを歌ってしまい,困惑した他のメンバー達も何となく曲を止めてしまって何だか煮え切らない終わり方をしてしまったのだ!う〜ん,長い曲だし複雑で難しいんだろうけど... こうして97年の GAMMARAY 日本ツアーは終了した.大阪と東京を見たのだけれど,特にこの東京最終公演はヴォリュームも多く Kai の声も最後まで調子良く,本当に東京まで来て良かった〜といえるものだった.お疲れさまでした! See you on the next tour!! ライヴレポートのトップページへ戻る トップページへ戻る |