Tribute to Japan '94 (1994年3月30日、大阪厚生年金会館大ホール) GAMMARAY 3度目の来日公演。おりしもバンドが "Insanity and Genius" をリリースした後で、新しいリズム隊になってからの初ライヴだった。ライヴにおけるリズム隊は良かったのだが、冗長なベースソロは何とかしてほしかった。当然あると思っていた Kai ヴォーカルの "Ride The Sky" は無く、代わりに直前に出たライヴCDにある Ralf による HELLOWEEN メドレーがあった。しかし Kai がヴォーカルをとった "Heal Me" や、Dirk の "Your Torn Is Over" があり、楽しいライヴだった事は間違いない。 SET LIST
Gamma Ray のライヴへ来たのは2度目だった。そしてこれが私にとっての2度目のライヴでもあった。受験を挟んで、2年ぶりのライヴだった。前回は6列目の端だったので、Kai に触ることも出来たが、今回は12列目の端なのでそれは出来そうになかったが、それでも彼らのライヴは待ちに待ったものだった。2年ぶりということもあり、心臓が高鳴る。 オーディエンスの口笛が流れる中、クラシック(曲名は不明)が流れ、大拍手が起こる。そう、彼らのライヴはいつもこのような始まり方をするのだ。そして、それが終わると、アルバム "Heading for tomorrow" のオープニング "Welcome" のテープが流された。まだメンバーは姿をあらわしていない。そして、Welcome が終わる〜というその瞬間にステージに照明があたり、メンバーがやってきて ダカダカダカダカ ダンダン!! と強烈な "Tribute to the past" が始まる!まってましたとばかり、観客も大合唱だ! "Far beyond the rising sun!!" で観客とメンバーが一体に。Ralf はステージ上を歩き回り、独特なパフォーマンスを見せる。コーラスでの Kai のハイトーンもよく通っている。サビになると、またまたオーディエンスの唸り声。Kai のソロはいつ聞いてもカッコイイ。そしてステージはアルバム同様、"No return" へ続く。"From the other side of heaven!!" で終わると、Ralf が「コンバンワ、オーサカー!!」と日本語でいい、拍手を誘う。そして曲はギターの刻みが特徴的な "Space Eater" へ。そこから、"Changes" の後半部分へ繋げるあたりが見事な展開だった。と思っていると、更に "Rich and famous" へ繋げた! 間髪入れぬメドレー攻勢にオーディエンスの興奮もいきなり絶頂だ! "Do you really wanna be?" "りっちあんふぇいます! りっちあんふぇいます!!" という駆け引きも最高の盛り上がりを見せた。Kai のソロパートもアレンジを加え、曲は更にスピードを増してゆく。わずか5曲目にして、この盛り上がり様はさすがだ。しかし、ライヴはまだまだこれから!! そして短いMCを挟んで、ニューアルバムからの "Last before the storm" が始まる。そのまま間髪入れずに新リズム隊が持ち込んだという "Insanity and genius" へ続く。ここまでまったく速い曲ばかりで畳み掛けたが、次は Ralf がオーディエンスに拍手をさせながら "Brothers" へ繋げる。しかしこの曲も若干スピードアップをしている。"We're brothers of rock!!" でオーディエンスも叫ぶ。テンポが速いので妙な躍動感がある。しかし最後の方は元のテンポに戻り、Ralf は頭上で手を左右にふりながら歌っている。その様を見ながら、この曲は最後の方に持ってきた方が良かったかも知れないと思った。「ドモ、アリガトッ!」Ralf が叫ぶ。 そして、ギターのハウリング音とともに「まにまにまにまにまに・・・・」という聞きなれたフレーズを歌う。Ralf と Kai のやりとりが楽しい "Money" だ。初期のこの曲もかなりスピードアップされていて、途中ベースソロなども新しく追加されていた。Jan のベースの音は少し金属音が混ざっているような突き刺さる感じの音色だ。次は Dirk が歌う "Your torn is over" だ。Dirk は攻撃的な歌い方をする。Gamma Ray の今までの曲調とは異なるこの曲でもやはり合唱が起こる。"Your turn is over, now! Ha, ha, ha!!" しかし途中少し Ralf も歌っていた。 Dirk の曲が終わると、照明が一転し、Ralf の紹介で静か目な曲 "Father and son" が始まった。オーディエンスの拍手の中、Kai のアコギ一本で Ralf が歌う。時には静かに、時には激しく歌い上げた Ralf は観客の大拍手で迎えられた。「ドモ、アリガトウ」。Ralf は、静かに聞いてくれた観客に礼を述べた。 そして、Ralf に新しいラインナップである Jan と Thomas が紹介され、彼ら二人だけがステージに残りソロを始めた。ベース&ドラムソロである。陰鬱な感じのするミドルテンポの曲だ。彼らにとっては初めての日本である。Gamma Ray で演奏できるだけの実力を見せたかったのか、少し長めのソロだった。その後、ドラムのみのソロが始まる。3・3・3・1拍子を打ち、オーディエンスもそれに拍手で繰り返す。そしてそのままベースソロへいくが、実はこの部分のベースソロは、Gamma Ray の次期アルバム "Land of the free" に含まれる、とある曲のソロだったのだ!! しかし全体的にこのドラム&ベースソロの時間が長く、途中でだれてしまったファンも多かったと思う。 そして他のメンバーが帰ってくると、ステージは "The cave principle" へ続く。スローテンポなこの曲を Ralf はゆっくりと丁寧に歌い上げる。しかしだんだんと速くなってゆき、Ralf もそれにあわせて力強く歌っていく。そのまま曲は Kai がヴォーカルをとる "Heal me" へ続く。Kai は目を閉じて、ステージの端に立つ。照明が、彼を照らす。そこで、特徴あるハイトーンで歌う。この曲が終わると、Kai のギターに導かれるように "I want out" が始まる。しかし、歌うのは Ralf だ。"I WANT OUT!" で大合唱が起こる。そして1番が終わるとそのまま "Future world" へ繋がる。先日発売されたライヴビデオと同じ繋がり方だ。ここでもまた "Cause we all live in future world!!" で大合唱が。そして更に曲は "Ride the sky" へ。もう殆ど全パートをオーディエンスとともに歌っている! (もちろん私も全部歌った)"Gimme wings to fly!!" で最高に盛り上がった。そしてビデオと同じく、ニューアルバム最高のスピード曲である "Future madhouse" へと続く。この立て続けのスピードチューンでホール全体が熱気に包まれている。ここで Kai のお得意の「Hall of the Mountain King」の即興ソロが入る。このソロは Kai が参加している過去のライヴで必ず一度は聞く。何か思い入れでもあるのだろうか・・・と思う間もなく、曲はエンディングへ。 ここで Ralf が "We love you, Osaka, Sayonara!" と言って、一旦ステージ裏へ退く。しかし、オーディエンスは拍手を止めない。1分ほどして、すぐにメンバーたちは再びステージに姿をあらわした。そして、あの独特の「ひゅわわわわ〜」というテープがかかり、Ralf の台詞とともに "Gamma Ray" が始まる。「がまれー、がまれー、がまがまがまれー!」という Gamma Ray 節も一層の盛り上がりを見せる。"I've waited for ---" の静止でもバンドとオーディエンスの息はぴったりだった。これはガードマンの兄ちゃんにとっては一種異様な雰囲気かも知れない。これが終わると、Kai が Lonesome Stranger のソロを弾きはじめた。照明が彼を照らし出す。そのソロが終わると同時に、"Heading for tomorrow" の大合唱が始まった。この曲は初めて聞いた時はさほどすごいとは思わなかったが、こうして何年も聞いていると、だんだんと良さが分かってくるというスルメ曲だと思う。それはライヴで聞くのも同じだ。前のライヴでは長いばかりで退屈さを感じたが、今回はまったく感じず、反対に感動さえ覚えたほどだ。そして曲途中から今度は "Dream Healer" へと繋がる。この繋げ方も全く違和感の無いものとなった。オーディエンスは自然と拍手をし始める。そして曲は急展開、激しくなるとヘッドバンギングの嵐となる。そして、また "Heading for tomorrow" へ戻り、最後の部分を歌い上げる。Ralf は頭上で手を左右に振る。オーディエンスと Ralf が共に歌い、そして叫ぶ。最高だった。Ralf は「ありがとう、また日本にやってくる!」と約束し、Kai も「ありがとう!」と叫ぶ。ステージが暗転した。本当にすばらしいライヴだった。 と思いきや、まだライヴは続く。オーディエンスの拍手に押されて、メンバーが再登場。デビューアルバムの事実上のオープニングトラックである "Lust for life" を演奏する。かなりスピードアップされ、メンバーも、オーディエンスもくたくたになってしまうほど歌い、ヘッドバンギングした。次の日は頭と耳がじんじんしていたほど、激しく、また楽しいライヴだったと記憶している。 マーチャンダイズ 黒Tシャツとパンフを購入。Tシャツは表に緑のロゴとアルバムのジャケット、裏はメンバー5人の変な顔の写真(アルバムジャケット裏表紙)に日本ツアー地が書いてあるものだった。 ライヴレポートのトップページへ戻る トップページへ戻る |