The GammaRay Schizoid Clan, Japan
HELLOWEEN ハロウィン

GAMMA RAY のリーダー・Kai Hansen が、最初にその名を轟かせたバンド。ジャーマンメタル=HELLOWEEN と呼ばれるくらいの指標となったバンドで、その人気はドイツのバンドにも関わらずアメリカまで及んだ。


HELLOWEEN (1985)

WALLS OF JERYCHO (1986)
  1. Starlight
  2. Murderer
  3. Warrior
  4. Victim Of Fate
  5. Cry For Freedom
  6. Walls Of Jericho
  7. Ride The Sky
  8. Reptile
  9. Guardians
  10. Phantoms Of Death
  11. Metal Invaders
  12. Gorgar
  13. Heavy Metal (Is The Law)
  14. How Many Tears
  15. Judas
  16. Don't Run For Cover

Kai Hansen: Vocal, Guitars
Michael Weikath: Guitars
Markus Großkoph: Bass
Ingo Schwichtenberg: Drums

Produced by HELLOWEEN (Tr.1〜4、15)
Produced by Harris Johns and HELLOWEEN (Tr.5〜14)
Re-order No. VDP-28058
HELLOWEEN + WALLS OF JERICHO (1985)
by HELLOWEEN

Kai Hansen 率いる HELLOWEEN の記念すべきデビューミニアルバム「HELLOWEEN(1985年)」(上ジャケット)と、セカンドフルアルバム「WALLS OF JERICHO(1986年)」(下ジャケット)をカップリングしたアルバム。日本ではこの2枚の作品は当初このようにカップリングされて発売された。ボーナストラックとして次に紹介する "Judas" と、Michael Kiske 加入後のシングル(I WANT OUT)収録の "Don't Run For Cover" が収録されている。最初の5曲が「HELLOWEEN」からで、次の9曲が「WALLS OF JERICHO」からの楽曲。

最初の "Starlight" では、ラジオのチューニングをあわせるような音がして、そこでロンドン橋のメロディにあわせて「♪Happy、Happy、Halloween〜」と歌う声が聞こえる。この部分が今後の HELLOWEEN のライヴではいつも聴かれるテーマソング(?)になる。そして、その曲が終わったかと思うと、天井を突き抜けるような Kai のハイトーンシャウトから "Starlight" が始まる!これはドイツメタルの先輩 ACCEPT が、名曲 "Fast As A Shark" で見せた展開と同じで、劇的な始まり方として多くのバンドが利用している方法だ。

最初のミニアルバム、後半のフルアルバムとも路線は同じで、ギターリフ主体の疾走型メロディックメタルだ。ヴォーカル Kai の声には賛否両論だが、オペラティックに歌う Kiske に比べ、力強さとエモーショナルさという点においては Kai のヴォーカルが勝っているといっても過言ではない。

フルアルバム一曲目 "Ride The Sky" はジャーマンスピードメタルの名曲として語られることが多い。1986年の発表以来、15年以上 Kai はこの曲を歌いつづけている!


JUDAS (1987)
  1. Judas
  2. Ride The Sky (live)
  3. Guardians (live)

Kai Hansen: Vocal, Guitars
Michael Weikath: Guitars
Markus Großkoph: Bass
Ingo Schwichtenberg: Drums

Produced by HELLOWEEN
Re-order No. VICP-15005
JUDAS (1986)
by HELLOWEEN

WALLS OF JERICHO に伴うツアーで既に披露されていた新曲 "Judas" のシングル。「ヒトの言葉をしゃべるが怪物のような行動をする政治家に送る」というメッセージつきのジャケットで発売され話題になった。しかしこのシングル発表後、バンドは ILL PROPHECYというバンドのデモテープを聞いて気に入ったという Michael Kiske を専任ヴォーカルに迎え、5人編成となって次作の製作に入る。

後半の2曲は、1986年6月7日にドイツのゲルセンキルヘンという街で行われたショーがラジオ放送されたときの模様を収録している。スタジオ録音と間違うぐらいの丁寧な演奏だが、実際ラジオでは8曲披露されたので、2曲だけと言わずすべて収録してほしかった。当時の "Ride The Sky" は、最初 "Starlight" のイントロを演奏し、歌が入る直前に"Ride The Sky" にスイッチするというカッコいいアレンジで演奏されていたことが分かる。


KEEPER OF THE SEVEN KEYS PART 1 (1987)
  1. Initiation
  2. I'm Alive
  3. A Little Time
  4. Twilight Of The Gods
  5. A Tale That Wasn't Right
  6. Future World
  7. Halloween
  8. Follow The Sign

Michael Kiske: Vocal
Kai Hansen: Guitars
Michael Weikath: Guitars
Markus Großkoph: Bass
Ingo Schwichtenberg: Drums

Produced by Tommy Newton
KEEPER OF THE SEVEN KEYS PART 1 (1987)
by HELLOWEEN

Michael Kiske をヴォーカルに迎えての3作目。Kai と違ってオペラティックに歌い上げる Kiske のヴォーカルスタイルは多くのファンを魅了し、それによって楽曲のスタイルも、従来のリフ主導型からポップな要素も含めた明るいものが多くなった。ヨーロッパや日本だけでなくアメリカでも人気を博した。8曲中2曲がインストのため、実質6曲しか収録されていないことになるが、そのほとんどが Kai のペンによるもので、KEEPER 1 は Kai のアルバムといわれることが多い(それに比べて KEEPER 2 は Weikath の作品と言われる)。3の "A Little Time" は Michael Kiske が ILL PROPHECY から持ってきたものだが、ILL PROPHECY 時代のテイクと比べると残っているのはサビのメロディだけでほとんど HELLOWEEN ぽく変えられてしまっている。

ハイライトは7の "Halloween" で、13分もある大曲を Kai が提供している。しかし曲としては6の "Future World" の方が人気が高い。

バンドの意向として2枚組で発表する予定だったらしいが、レコード会社は「たかだか2枚しかレコードを出しているバンドが2枚組を出しても売れない」などと反対し、別々に発売されることになったため、PART 1 となっている。バンドは翌年 PART 2 を発表した。ただし、日本盤に関しては、後年、この2枚を合わせた KEEPER OF THE SEVEN KEYS PARTS 1&2 が発売されている。


FUTURE WORLD (1987)
  1. Future World
  2. Starlight
  3. A Little Time

Michael Kiske: Vocal
Kai Hansen: Guitars
Michael Weikath: Guitars
Markus Großkoph: Bass
Ingo Schwichtenberg: Drums

Produced by Tommy Newton
FUTURE WORLD (1987)
by HELLOWEEN

HELLOWEEN 初来日公演に向けての来日記念盤として発表されたシングル。ピクチャーディスクということで当時話題になったが、長らく廃盤となり、97年に CD で再発された。(しかし3曲入りで2000円と、レア音源ということで高く値段設定をしたやり方に非難の声が出たことは記憶に新しい)。

特筆すべきなのは2曲目の "Starlight" で、ファーストミニに収録されていたこの曲を Kiske が歌い、演奏も総て取り直したリレコーディングバージョンである。レアだが、この曲はあまり Kiske のような歌い方にはあってない…ちなみに初来日公演では "Starlight" や "Victim Of Fate" といった Kai 時代の曲もKiske の声で披露されている。


KEEPER OF THE SEVEN KEYS PART 2 (1988)
  1. Invitation
  2. Eagle Fly Free
  3. You Always Walk Alone
  4. Rise And Fall
  5. Dr. Stein
  6. We Got The Right
  7. Save Us
  8. March Of Time
  9. I Want Out
  10. Keeper Of The Seven Keys

Michael Kiske: Vocal
Kai Hansen: Guitars
Michael Weikath: Guitars
Markus Großkoph: Bass
Ingo Schwichtenberg: Drums

Produced by Tommy Newton
KEEPER OF THE SEVEN KEYS PART 2 (1988)
by HELLOWEEN

前年の KEEPER 1 に続く第二弾。前作が Kai 中心の楽曲だったのに対し、今回はWeikath が多くの楽曲を提供している(Weikath6曲、Kai3曲、Kiske1曲)。3の "You Always Walk Alone" は初来日公演でも披露された、Kiske 作のILL PROPHECY 時代の曲である。

2の "Eagle Fly Free" は Kiske の声の特徴を活かしたジャーマン・スピード・メタルの名曲といわれている。また最後に収録されている "Keeper Of The Seven Keys" はこの2作の KEEPER シリーズをまとめるにふさわしい大曲で、前作最後の "Halloween" に続いて13分もの長い時間となっている。まるでロールプレイングゲームのようなドラゴン退治のストーリーに沿って楽曲がドラマティックに変化していく様は、むやみやたらに展開し「ドラマティックだ」と主張する他の長いだけの大曲を黙らせる、説得力のある展開を持っているといえる。(現在のアルバムでは、"Save Us" が最後に収録されるセットになっている)

Weikath の作った楽曲ももちろんスバラシイが、Kai はたった3曲とはいえこれもジャーマンメタル史に残るような名曲を提供している。特に "I Want Out" は未だに GAMMA RAY でも演奏されることのある定番曲である。"Save Us" は GAMMA RAYの初期のライヴではよく演奏されていた。


DR.STEIN (1988)
  1. Dr.Stein
  2. Savage
  3. Livin' Ain't No Crime
  4. Victim Of Fate

Michael Kiske: Vocal
Kai Hansen: Guitars
Michael Weikath: Guitars
Markus Großkoph: Bass
Ingo Schwichtenberg: Drums

Produced by Tommy Hansen & Tommy Newton
DR.STEIN (1988)
by HELLOWEEN

KEEPER 2 からのシングルカット。この頃から HELLOWEEN のシングルカット攻勢が始まる(今ほどあからさまではないが…)。タイトル曲の他に、Kiske が一緒にアメリカをツアーした ANTHRAX に触発されて作ったという "Savage"、Weikath 作のやたらポップな "Livin' Ain't No Crime"、そしてファーストに入っていた "Victim Of Fate" の Kiskeバージョンが収録されている。4曲中既発表曲が1曲だけというのは良心的なシングルだと思われる。

しかしこのシングルを買わなくても、全ての曲が1990年に発表されたベスト盤"THE BEST, THE REST, THE RARE" に収録されている。


KEEPERS LIVE (1989)
  1. A Little Time
  2. Dr.Stein
  3. Future World
  4. Rise And Fall
  5. We Got The Right
  6. I Want Out
  7. How Many Tears

Michael Kiske: Vocal
Kai Hansen: Guitars
Michael Weikath: Guitars
Markus Großkoph: Bass
Ingo Schwichtenberg: Drums

Produced by Tommy Hansen & Tommy Newton
KEEPERS LIVE (1989)
by HELLOWEEN

KEEPER 2 に伴うツアー途中の1989年1月1日に、Kai は HELLOWEEN を脱退する。このライヴはその直前、1988年11月にイギリスでレコーディングされたもののうちたった7曲だけを選んで収録したものである。Kai Hansen ラスト・ライヴのようなものだと言える。

元々の人気に加えて、あまりのクォリティの高さにファンは「なんで7曲だけやねん〜!」と不満をもらしたという.... Kiske の歌う7の "How Many Tears" は未だに HELLOWEENのライヴのラストを飾る曲となっている。

ちなみにこの頃の HELLOWEEN のライヴの主なセットリストはこのようなものだった。(1988年10月20日、ドイツ・エッセンでのセットリスト)

  1. Invitation
  2. Eagle Fly Free
  3. A Little Time
  4. Dr.Stein
  5. March Of Time
  6. Future World
  7. We Got The Right
  8. Rise And Fall
  9. A Tale That Wasn't Right
  10. Halloween
  11. Follow The Sign
  12. Keeper Of The Seven Keys
  13. I'm Alive
  14. I Want Out
  15. Livin' Ain't No Crime
  16. How Many Tears

まさに、ベストなセットリスト!!完全音源のリリースは全HELLOWEENファンの夢でしょう....


THE BEST, THE REST, THE RARE (1991)
  1. I Want Out
  2. Dr. Stein
  3. Future World
  4. Judas
  5. Walls Of Jericho
  6. Ride The Sky
  7. Halloween
  8. Livin Ain't No Crime
  9. Save Us
  10. Victim Of Fate
  11. Savage
  12. Don't Run For Cover
  13. Keeper Of The Seven Keys

Michael Kiske: Vocal (1〜3,7〜13)
Kai Hansen: Guitars, Vocal (4,6)
Michael Weikath: Guitars
Markus Großkoph: Bass
Ingo Schwichtenberg: Drums

THE BEST, THE REST, THE RARE (1991)
by HELLOWEEN

KEEPER 2 をリリースした後の HELLOWEEN は、Kai の脱退に続いて、アルバムのリリースに関する裁判に巻き込まれる。(そのため、KEEPER 2 の次の作品である "PINK BUBBLES GO APE" は1991年にまで発売がずれ込む)その裁判の期間に、彼らが出したのが、このBest盤である。

内容としては、1st から KEEPER 2 までの楽曲の中からと、あとは DR.STEIN のシングル全曲。特に、今でもGAMMA RAYのLiveで演奏されている楽曲が数多く収録されていることを考えると、最も「お買い得」な1枚かもしれない。


KEEPER OF THE SEVEN KEYS PARTS 1&2 (1994)
CD 1
  1. Initiation
  2. I'm Alive
  3. A Little Time
  4. Twilight Of The Gods
  5. A Tale That Wasn't Right
  6. Future World
  7. Halloween
  8. Follow The Sign
CD 2
  1. Invitation
  2. Eagle Fly Free
  3. You Always Walk Alone
  4. Rise And Fall
  5. Dr. Stein
  6. We Got The Right
  7. March Of Time
  8. I Want Out
  9. Keeper Of The Seven Keys
  10. Save Us
  11. Don't Run For Cover
  12. Livin Ain't No Crime
  13. Savage

Michael Kiske: Vocal
Kai Hansen: Guitars
Michael Weikath: Guitars
Markus Großkoph: Bass
Ingo Schwichtenberg: Drums

KEEPER OF THE SEVEN KEYS PARTS 1&2 (1994)
by HELLOWEEN

1996年に日本で(のみ?)リリースされたアルバム。タイトル通り、KEEPER 1KEEPER 2、それに DR.STEIN のシングル全曲を納めた、まさしく KEEPER OF THE SEVEN KEYS の「完全版」とも言えるアルバムである。(実際、邦題としては『守護神伝ー完全版』となっていた)今ならば、このアルバムと 1st、それに Live盤 を手に入れれば、ほぼ全曲を聞くことが出来る。

もともと、KEEPER 1 を出した当時に、バンドとしては2枚組にして出す構造があったのだから、バンドの構想が、ここに実ったと言っても良いのかもしれない。


12 YEARS IN NOISE METAL &: BEYOND (1996)
CD 1
  1. HELLOWEEN - Oernst Of Life
  2. RUNNING WILD - Prisoner Of Our Time
  3. GRAVE DIGGER - Back Form The War
  4. TANKAED - Maniac Force
  5. KREATOR - Flag Of Hate
  6. VENDETTA - Revolution Command
  7. RAGE - Don't Fear The Winter
  8. HELLOWEEN - I Want Out
  9. SCANNER - Not Alone
  10. GAMMA RAY - Lust For Life
  11. SECRECY - Observer From Above
  12. SKYCLAD - Spinning Jenny
  13. CONCEPTION - My Decision
  14. MIND ODYSSEY - The Reaper
  15. SANNOISEN - Under Permission
  16. KAMELOT - Proud Nomad
CD 2
  1. HELLHAMMAER - Horus〜Aggressor
  2. CELTIC FROST - Into The Crypts Of Rays
  3. CELTIC FROST - Innocence And Wrath
  4. CELTIC FROST - Circle Of The Tyrants
  5. VOIVOD - Ravenous Medicine
  6. CORONER - Purple Haze
  7. CORONER - I Want You
  8. CORONER - Der Mussolini
  9. MORDRED - Everyday's A Holiday
  10. MORDRED - Falling Away
  11. WATCHITOWER - The Eldritch
  12. HUMUNGOUS FUNGUS - Shout(single version)
  13. PUNISHABBLE ACT - Identitiy
  14. GUNJAH - Let Da Streets Burn
  15. SHIHAD - Bitter
  16. MANHOLE - Kiss Of Kill

Kai Hansen: Vocal, Guitars
Michael Weikath: Guitars
Markus Großkoph: Bass
Ingo Schwichtenberg: Drums

12 YEARS IN NOISE METAL &: BEYOND (1996)
by Various Artists

1996年に、NOISE RECORDS がリリースした企画盤。

ここで特筆すべきは、Disk 1の1曲目に納められている "Oernst Of Life" だろう。この曲は、HELLOWEEN が1984年に NOISE RECORDS のコンピレーション盤 "DEATH METAL SAMPLER" (実はこのアルバム、NOISE が RUNNING WILD を売り出すために作ったアルバムなのだそうだが....)に納められた曲で、今まで、このアルバム以外では発売されていない曲である。


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