|
HEADING FOR TOMORROW
(1990)
記念すべき GAMMA RAY のファーストアルバムです。Kai Hansen は 1989年1月に HELLOWEEN を脱退し、その後しばらくの間は音楽学校へ通い、また友人のレコーディングへの参加などを行いながら多くの曲を書き溜めました。
そのため楽曲のスタイルもさまざまで、HELLOWEEN 時代とは明らかに違うロックオペラ的なスタイルや、ポップの要素を取り入れた曲、典型的なパワーメタルな曲などから構成されています。
しかしそこには散漫なイメージは無く、呪縛から解き放たれた自由の力が満ち溢れています。
アルバムは大仰で力強い導入曲 "Welcome" から、スピーディなギター弾きまくりの "Lust For Life" で幕を開けます。
実に Kai らしいポップンメタル "Heaven Can Wait"、Kai と Ralf が金の亡者とそれに警鐘を鳴らす男とのやりとりという形で曲が進む "Money"、Kai の結婚式でも演奏された名バラード "The Silence"、前半はクラシックにも通じるメロディだが後半は怒涛のへヴィメタルチューンに変身する "Hold Your Ground" などなど聴きどころは多いです。
そしてアルバムのハイライトは、あの QUEEN の音楽性にも通じる壮大なロックオペラ "Heading For Tomorrow" です。
この曲は Kai Hansen の作曲能力における器の広さを見せつけた名曲として、ライヴでもアンコールで演奏されることが多いです。
オリジナルは14分半もある大曲ですが、ライヴでは更に25分ぐらい即興演奏を交えて演奏されます。
余談ですが、アルバムのジャケット写真は手前が Kai で奥が Ralf です。
ジャケットにメンバーの顔写真が用いられたのは、これが最初で最後です。
(あとは全てイラストあるいは CG になりました)
また、2002年に入り、このアルバムから6枚目までのアルバムがデジタル・リマスター処理がなされました。
またそれに伴い、ジャケットが代わり、3曲が追加になりました。
(いずれも HEAVEN CAN WAIT のシングルに収録されていました)
ちなみにこのジャケット、6枚のジャケットが1つの絵になっています。
|